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アーモンドの学名はPrunus dulcisと言い、バラ科サクラ属に属し、ピーチ、プラム、アンズなどと同じく核果の植物です。
イスラエル北東部にあるガリラヤ湖沿岸のオハロで発見された2㎜程の大きさの破片が、紀元前19,000年頃に存在した野生のアーモンドの殻の一部と見られています。
一方、ヨルダンの首都アンマンの南西部にあるヌメリアから発見されたアーモンドの殻から、紀元前3,200年頃にはアーモンドが小麦や大麦やレーズンと共に、栽培されていたものと推測されています。
このように、アーモンドは南西アジアに起源があると思われますが、発祥の時期や場所は明確とはなっていません。
アーモンドは旧約聖書にもたびたび登場し、中でも民数記の次のくだりがよく引用されています。
「翌日、モーゼが、あかしの幕屋に入ってみると、レビの家のために出したアロンの杖は芽をふき、つぼみを出し、花が咲いて、アーモンドの実を結んでいた。」
また、次の様に、宗教的にも民族的にも社交的にも重要性のあるものとされてきていました。
*高貴な原料としてパンに使われ、エジプトの王であるファラオ(パオ)に献上された。
* 古代ローマ人は糖衣掛けアーモンドを教会の高僧に贈った。
* 異教徒達はアーモンドを純潔のシンボルとみなし、時には聖母マリアの象徴として崇めていた。
* ヨーロッパ人は結婚式の参列者に多産、幸運、健康、富を願い、糖衣掛けアーモンド贈った。(日本でも結婚式の引出物に使われている。)
* 16世紀にフランスの教会で生まれたガレット・デ・ロワ(アーモンド・クリームがたっぷり詰まったパイ)の中に入っているフェーブ(アーモンドや小さな陶器の人形)に当った人は1年間を幸せに過ごせる。
最も初期の品種のアーモンドは、中国、イタリア、モロッコ、ギリシャ、トルコなどの地域に運ばれています。
探検家達はシルクロード紀行の際にアーモンドを食べて栄養補給をしたと言われます。
西暦79年にヴェスヴィオ火山の噴火により一瞬にして火山灰の底に埋まってしまったポンペイ遺跡から炭化したアーモンドが見つかっている事から、この時代にアーモンドがイタリアに存在した事は明らかです。


©Almond Board of California
1700年代中頃、フランシスコ修道士会の神父達によりカリフォルニアにアーモンドが持ち込まれ、南カリフォルニアのサンディエゴから北カリフォルニアのソノマを結ぶ沿岸道路エル・カミノ・リアル沿いにアーモンドが初めて植えられました。
1800年代にはより内陸に栽培地区が移り、1870年代迄には現在ある幾つかの優れた品種が生まれています。
20世紀にならんとする頃には、シェラネヴァダ山脈と太平洋岸に挟まれたセントラル・ヴァレーと呼ばれる地域にアーモンド産業が確立し、南北約640㎞にわたる広大な地域で50万エーカー(約20万ヘクタール)に及ぶアーモンド農園が6,000を越える栽培業者により運営されています。
恵まれた気候・風土、合理化・機械化された農業技術と栽培方法が、カリフォルニアを世界最大のアーモンド生産地とし、現在では全米の99%、全世界の75%以上のアーモンドが生産されています。
カリフォルニアで生産されるアーモンドの種類として、最も代表的であり大半を占めるのがノンパレル種で、他にカーメル種、カリフォルニア種、ミッション種等があります。
世界のナッツの中でアーモンド程大量にしかも広範囲に使用されているナッツは他にありません。
また、生以外に、ロースト、カット、パウダー状、ペースト状と加工形態も多岐にわたりますので、用途に応じてご利用頂けます。



カリフォルニアアーモンド協会の
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