SHOEI NEWS2017年 12月号 Vol.214

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商況案内

2017年産 カリフォルニア・クルミ市況

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 現地時間の11月10日に発表されたカリフォルニアクルミ協会の出荷レポートによると、10月末時点のハンドラーの受入数量は569,560ショートトン(以下、ST)に達し、繰越在庫を含めた総供給量は625,536STで、前年同月比90.3%となっています。前年は、10月末の段階で全体の92.3%の受け入れが終了していることから、今年も同じペースで受け入れが進んだ場合、620,000ST前後の受け入れになることが予想されます。ただ、収穫開始時期が前年よりも7~10日程遅かったことから、11月に入ってから若干の上乗せも期待されますが、11月初旬の段階で各パッカーからは受け入れはほぼ終了したとのことから、大幅な数字の上乗せはないものと推察されます。
 10月単月の出荷量は、殻付換算で106,004STと前年比80.4%となっています。殻付の主な出荷先の状況としては、アメリカ国内向けの出荷は好調で北米地区として昨年比155%と前年を大幅に上回っています。また、クリスマス用の出荷が進むヨーロッパ地区は昨年並みに推移していますが、一番の需要国が集まる中東並びにアジア地区の出荷が大幅に落ち込んでいることから、殻付の出荷量全体としては、前年比73.8%となっています。
 特にトルコにおきましては、近隣諸国への出荷制限や為替の影響により、出荷が半減しております。剥実については、アジア地区を除く地域で、前年割れしている状態で、全体で前年比89.0%となっています。なお、累計の出荷量につきましては、収穫開始時期が遅れた影響で、2か月連続して前年割れしており、前年比71.5%となっています。
 2017年産の原料品質は、熱波の影響により早生品種並びに一部の中生品種において、色調の暗いものの比率が高くなっていますが、主要品種であるチャンドラー種、ハワード種については、熱波の影響は少なく、品質については問題ないとのことです。しかしながら、元来、主にノンチャンドラーの剝実用の品種として知られているハワード種は、殻付品種であるハートレー種の大減産の影響で、代替として殻付にて出荷されていることから、ノンチャンドラーの供給量が不足する可能性が考えられます。
 現地相場状況ですが、収穫量減少並びにライトカラーの供給面において未だ不透明な状態であるため、各社オファーの提示には慎重な姿勢を継続しています。オファーの提示があったとしても限定的なものとなっており、提示価格としてはチャンドラーLHPで$4.30/LB以上と、大幅に値上がりしている状況です。
 原料受入れがほぼ終了した状況により、今後は需給バランスを鑑みながら各社オファーの提示をしてくると思われますが、供給量が最終予想を下回ることが確実視されていることから、出荷の状況によっては、更なる相場高騰の可能性が考えられます。

2017年産 ドライフィッグ収穫状況

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■トルコ産
2017年1月~5月の期間、トルコ産フィッグ原料産地であるAydin地区における気候が寒冷であったことから、原料フィッグの生育は緩やかに進み、収穫は例年の9月中旬より約2週間遅い、10月上旬となりました。
当初、収穫量は昨年対比約110%の78,200トン程度と見込まれていましたが、8月に産地で発生した熱波と降雨の影響を受け、カビや割れの被害が発生したため、ダメージ品が発生する要因となりました。
また、日本を含む従来の出荷先だけでなく、中国やベトナムといった新興国からの需要も増えていることから、2017年産トルコフィッグのオファー価格は大幅に値上がりとなっています。

■US産
USフィッグ産地であるカリフォルニア州サンホアキンバレーの気候は、生育期、乾燥期何れも良好であり、2017年産USフィッグ各品種とも良質なものとなりました。また、収穫量も昨年対比約101%と微増となることが予想されています。
しかしながら、トルコ産同様、他国からの需要増傾向にあることに合わせ、国内需要も堅調であることから、収穫量は微増ではあるものの、オファー価格は横ばいとなっています。

2017年産 韓国栗・中国栗・国産栗 甘露煮新物状況

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■韓国栗甘露煮新物状況
 2017年産韓国栗は、6月初旬の開花時期の天候は順調だったものの、日本同様の空梅雨による水分の不足と、収穫前の8月から9月にかけての日照不足等の影響を受けたことにより、全体に毬(イガ)の付きが悪く、早生栗は平年作の4割程度と大幅に減少した模様で、全体的にもやや不作傾向となりました。作柄は昨年に続き大粒傾向で甘露煮加工用として需要の多い小粒サイズは入荷量が少なく、価格の上昇を招きました。また、韓国の最低賃金が約7.3%上昇していることや、中国でも生栗の剥き手不足が深刻化しており、人件費が上昇しています。
 上記の状況に加えて、為替においても韓国ウォンは米ドルに対してほぼ昨年並みの水準だったものの、日本円が米ドルに対し約10%の円安水準にあり、円価ベースでの原料価格は大幅に上昇しているために、栗甘露煮の製品価格については値上がりが避けられない状況となっています。

■中国栗甘露煮新物状況
 中国全土で天候に恵まれ平年作からやや豊作となり、現地の原料価格は昨年より若干下がっています。しかし虫食い栗が予想より多く、歩留が昨年より約10%低下しており、更に季節労働者である剥き子を確保するために、今期も工賃をアップせざるを得ない状況となっています。為替円安の影響もあり、新物価格は若干値上げとなる見込みです。

■国産栗新物状況
・近年の和栗の動向
 国産栗は例年8月下旬頃から10月上旬頃までの約1ケ月強の間に収穫されます。国産栗は沖縄県を除く全国で約2万トンが生産されていますが、主に茨城県、熊本県、愛媛県が三大産地となっており、3県で約50%を占めます。
 近年、国産栗の生産量は減少傾向にある中、平成27年、平成28年は台風の被害を受け、約1万6千トンまで減少しました。一方で加工用での引き合いは強まっており、価格は上昇傾向にあります。
・2017年産国産栗市況
 今期の収穫は地域により異なりますが、例年より約1週間程度遅れて収穫が開始されました。早生栗は収穫が遅れた上に収穫量が少なく、また大粒傾向で始まったことにより、早生から中生にかけての市場平均価格は昨年よりも高値で推移しました。
 しかしながら、今年につきましては台風被害などが発生しなかったこともあり、晩生まで順調に栗が収穫され、市場からの引き合いが弱まった晩生の栗は徐々に価格が下落しました。
 今期につきましては、和栗ペースト(国産)、和栗ペースト(熊本県産)ともに前年並みの価格に落ち着き、在庫もご用意がしておりますので、弊社営業担当者までお問い合わせくださいますよう、よろしくお願いいたします。



国内乳製品市況

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 Jミルクは7月25日に発表した今年度の生乳生産予想7,232千トンを9月29日の発表で若干上方修正し、7,245千トンとしました。ただし、前年度の7,346千トンと比較した場合98.6%となっており、前年比減は避けられない見通しとなっています。
 上方修正となった背景としましては、7月の猛暑が8月に入り緩和されたことにより生乳生産量が想定ほど落ち込まなかったことが挙げられます。一方で長期的な傾向として酪農家の継続的な離農は続いており、今後も回復する目途は立っていません。
 生乳生産量の増減によって最も影響を受ける見込みのバター・脱脂粉乳は、ALIC(独立行政法人農畜産業振興機構)による海外製品の輸入により国内需要に見合う供給量は維持できる見込みですが、上述の通り、生乳生産量の減少及び飲用向けの需要が好調のため、国産バターや脱脂粉乳の供給量が減ることは確実となっています。
 弊社では引き続き国内乳製品だけでなく、ALIC入札による海外産乳製品も幅広く取り扱っていく所存ですので、ご興味のある方は、是非、弊社の営業担当者までお問い合わせいただけますよう、よろしくお願い申しあげます。

海外乳製品市況

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 乳製品相場は全体的に下落傾向となっています。最大の要因は主要生産国での生乳生産量が増えたことです。今年前半までは生乳生産量が減少し乳製品の供給量も減っていましたが、これによって乳製品の価格が上昇したことから乳価も上がり、結果的に酪農家の生産意欲が高まり生乳生産量も上がりました。特に欧州ではドイツ・フランス・オランダが前年比マイナス圏から脱出し、一転して増産に入っていることが大きな影響を及ぼしています。
 製品別にみた場合、バターは9月まで相場高騰が続いていましたがクリスマス需要向けの買いが一服し、オセアニアがシーズンに入ったことから需給が緩み価格が下落しています。
 特に欧州は顕著で10月で15~25%の急落となっています。ただし、今後バター在庫が僅少なことや後述の通り過剰な脱脂粉乳在庫が足枷となりバターを思うように製造できないことを鑑みると反転する可能性もあります。したがって当面は不透明な状況が続く見込みです。全脂粉乳は乳脂肪相場の下落に引っ張られ緩やかながらも軟調な動きとなっています。一方で脱脂粉乳は長らく続いている過剰在庫が解消されず、生乳生産量が増えていることも相まって低位相場の中で更に価格が下がっています。9月末で欧州政府の買入期間も終了し、来年3月に再開されるまでは価格の下支えもなく緩やかな下落が続くと予想されます。

商品案内

ココアパウダー(Cocoa powder) 新規取り扱いのご案内

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 deZaanブランドのココアパウダー3種類を新規取り扱い開始いたしました。
 製造者のOlam社は、ココア豆では全世界トップクラスの年間100万メトリックトン(以下mt)を扱い摩砕量では全世界2位の年間90万mtを扱う大手サプライヤーです。優れた風味と高い品質を実現するため、オランダ工場生産品は、全て西アフリカ産の豆のみを使用しています。
 サンプルおよび詳細につきましては、弊社営業担当者までお問い合わせください。

マイセラカゼイン(Micellar Casein)のご案内

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■マイセラカゼインとは?
 カゼインは脱脂乳に酸もしくは酵素を加えて、タンパクを凝集させて作ります。 一方マイセラカゼインは、脱脂乳に何も加えずUF膜(限界濾過)とMF膜(精密濾過)でカゼインを濃縮し、スプレードライ製法で粉末化した機能性乳タンパクです。

<特長>
・クリーンなミルク風味
・優れた乳化性
・高タンパク溶液でも低粘度
・カルシウムが豊富
・タンパク比率95(カゼイン):5(ホエイ)

<用途>
・プロテインパウダードリンク
・流動食、高タンパク飲料
・コーヒークリーム
・製パン用フィリング
・アナログチーズ

糖置換ドライフルーツファインカットシリーズ

ブルーベリー、ラズベリーファインカットのご案内

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 糖置換ドライフルーツファインカットシリーズ、ストロベリー・オレンジピール・マンゴー・クランベリーに引き続き、新たにブルーベリー・ラズベリーのファインカットをご案内いたします。
 ファインカットは、ドライフルーツでは今までにない、非常に粒の細かなカットサイズを実現しました。細かなカットサイズで生地やクリーム類への分散性が高まり、また製造ライン中のノズルの詰りも解消可能です。

<用途>
・チョコレート、クッキー(シリアル)等、生地やサンドクリームへの練り込み
・キャンディ、グミ等への練り込み
・製菓・製パンへの練り込み
・ドリンクへのトッピング
・冷菓へのトッピング、練り込み

フルーツマジックドルチェ<デザートベース>

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苺のシーズン到来!フルーツマジックドルチェ、FMDデザートゼリー、冷凍フルーツソースは
季節に応じたフレーバーを取り揃えております!ぜひお試しください!

正栄だより

筑波乳業株式会社 営業本社 移転のご案内

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この度、筑波乳業株式会社 営業本社は、下記のとおり事務所を移転いたしましたので、ご案内申し上げます。
今後とも倍旧のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

移転先住所
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-13-11ミクニビル3階
【営業本社】
□第一営業部  電話 03-5807-8367
□東京営業所  電話 03-5807-8150 
□リテール商品販売G  電話 同上   
□営業企画室  電話 03-5817-8188
□海外事業推進G    電話 同上
※電話番号、FAX番号は従来通り変更はございません。

Sweets News

ローカーボデコレーション【低糖質ケーキ】(15㎝)

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 アーモンドパウダーを活用した低糖質ケーキを作りました。きっかけは常連のお客様が病気で甘いものが食べられなくなってしまい、それを解消してあげたいという想いからです。
 ポイントは通常のデコレーションケーキの配合のうち砂糖を天然素材の甘味料(カロリーゼロで血糖値に影響が出ないもの)に、小麦粉の一部をアーモンドプードル、ふすま粉に置き換えることです。フルーツは比較的糖質が少ないラズベリーを使いました。生クリームやバター、卵などは糖質が低いので通常の作り方と同じように使うことが出来ます。
 アーモンドプードルは、他の商品にも幅広く使うので、素材として取り入れやすく、風味もまったく邪魔しません。ふすま粉と合わせて小麦粉の一部を置き換えた際に、生地の立ち上がり方や焼き時間が若干違ってきますので、その調整が難しかったのですが、通常のスポンジに比べて遜色なく美味しいものが完成しました。
 また、通常のデコレーションケーキと違ってスポンジにシロップを塗らないため、販売する際は少し時間をおき、生クリームの水分を生地と馴染ませるようにしています。さらに、生クリームの1割を濃いアーモンドミルク濃厚プレーンに置き換えることで、後味のあっさりしたクリームになりました。
 8分の1カットで1人分の糖質量は7.4gです。ロカボを提唱する先生によれば、1日のうち、間食で摂取する糖質は10gまでと推奨されているので、安心して食べることができると思います。
 この商品は、2年前から百貨店のクリスマスケーキとして販売しておりますが、毎年200台が完売しています。今年は需要が増えると見込んで300台を「ボン+ボンヌ アニバーサリー」ブランドにて、百貨店での冷凍ケーキとして販売予定ですので、ぜひ召し上がってみてください。

※ロカボ 一日の糖質摂取量を70g~130g、そのうち間食から摂る糖質量を10g以下に抑え、それ以外のカロリー・脂質・たんぱく質には制限を設けないとする食事方法(https://locabo.net/参照)

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