SHOEI NEWS2018年 4月号 Vol.218

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商況案内

2018年産カリフォルニア・アーモンド市況

現地相場は、霜害の発生を受け大幅に値上がり

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カリフォルニア現地時間の3月9日に発表された2月末締めのアーモンドポジションレポートによりますと、2月末時点での2017年産の収穫量は、昨年7月に発表された米国農務省の最終収穫予想の数字と一致する2,250百万ポンド(前年比105.9%)となっており、過去最高の豊作です。
しかしながら、2017年8月から2018年2月までの累計総出荷量も1,422百万ポンド(前年比112.1%)と過去同期比では最多となり、需要の伸びが供給量の増加を上回っている状況です。
また、現地在庫1,182百万ポンドの内、524百万ポンドが成約済みであることから、フリー在庫は657百万ポンド(前年比88.4%)まで圧縮されており、2月末時点において、収穫量に対し88%、繰越在庫を含めた総供給量に対し75%が出荷・成約済みということになります。
産地の状況ですが、カリフォルニアでは南部で1月下旬から例年よりも気温が5℃ほど上回る20℃前後となり、2月上旬には北部においても最高気温が26℃を記録したほか、各地で過去の最高気温を上回る日々が続きました。このため、今年の開花は例年よりも1週間ほど早い2月上旬にスタートし、当初は温暖な気候により開花期間が短くなることが懸念されていましたが、その後気温が急激に低下し、早生種ノンパレルが満開であった2月19日に産地全域で最低気温が氷点下となり、霜害が発生しました。農家ではヘリのホバリングにより上空の温かい空気を農園に送ったり、スプリンクラーによる地下水の散水で霜害を最小限にとどめようとする動きがみられましたが、農家によって被害状況に差があるようです。
2018年産への影響については、今後の成育状況を見ての判断となり、少なくとも4月中旬頃まではわからないと言われていますが、産地では様々な憶測が飛び交っています。特に、霜害発生前後の低温によって開花期間が例年よりも長引いたことにより、中部、南部では3月中旬になってようやく晩生品種の開花が終了しており、中生、晩生品種のモントレー種やビュート種は当初予想よりも被害が少ないのではないかとの意見もあります。
一方で生産量の約40%を占めるノンパレル種は、前述の通り霜害の影響は深刻ではありますが、地区別、品種別、農園別によって今後の成育にばらつきが見られるものと考えられます。現時点での現地業界情報としては、霜害の影響により、北部地区は20~30%、中部/南部地区は10~15%程度単収減となると言われており、北部の生産比率が15%程度であることを考えると、全体としては10~15%程度の単収減との見方が強いようです。
現地相場ですが、霜害の発生を受け、大幅に値上がりしています。ノンパレル種は元々高値推移となっていたために、値上がり幅は少ない方ですが、加工用SSRの内、特に小粒サイズに関しましては、現地の在庫が少ないことから、霜害の発生以降、ポンド当たり50セント以上の値上がりとなっています。
また、例年、2~3月より新物のオファーが一部パッカーから提示され始め、新物価格の方が現行クロップよりも20セント以上安値で取引されることもありますが、今期は新物の状況が不透明であることから、5セント~10セント程度の価格差に圧縮されており、加工用小粒原料に至っては、現地在庫が逼迫していることからほとんど価格差がないようです。
今回のアーモンドポジションレポートの発表によると、2月単月の総出荷量は190百万ポンド(前年比124.9%)と大きく伸長しており、昨年10月以降、単月の出荷数量は5か月連続で過去最多記録を更新しています。こうした2017年産の出荷が好調な背景の中、開花期の天候不良による2018年産の作柄への不安が現時点では払拭できない状況であることから、当面、現地相場は強含みで推移していくものと考えられます。

2017年産カリフォルニア・レーズン市況

更に価格高騰、集荷量前年比25%ダウン

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カリフォルニアレーズン協会発表の累計7ヶ月(2017年8月~2018年2月)の集荷量(収穫量)は、183,302ショートトン(以下ST)で、前年同期比75.6%となっています。
今季は、乾燥期間中に2度の降雨に見舞われたため、品質低下が懸念されておりました通り、リコンディション(受入基準を満たしていない原料を洗浄など再処理すること)へ回された品質の良くない原料が例年より増えており、集荷量の12.8%にあたる23,548ST(前年同期比5.2倍)となっています。
2017年産のフィールドプライス(農家からパッカーへの原料売渡価格)は、前年比$700/STの値上がりとなる$1,800/STで決着いたしましたが、供給不足と品質不良を背景に、農家側はそれを上回る価格での売渡しをパッカーへ要求しています。その結果、レギュラーグレードレーズンのオファー価格は、フィールドプライス決定直後の相場$1.30~1.35/LBから上昇の一途を辿り、3月上旬現在、$1.75~$1.80/LBまで値上がりしています。
価格高騰に加え、昨秋以降、オファー数量が絞られた状況が続いている影響からか、出荷量は累計7ヶ月で161,227STとなり、前年同期比92.3%へ減少しています。今期のカリフォルニアレーズンは、供給がタイトな状況がしばらく続く見通しです。
弊社では、カリフォルニアレーズンの他に、トルコ産トンプソン(黒タイプ)レーズンやゴールデンレーズン等、他産地のレーズンも取扱いしておりますので、この機会に是非ご検討くださいます様、お願い申し上げます。

海外乳製品市況

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乳製品相場は不安定な状態が続いています。主要生産国での生乳生産量が安定した回復を見せ相場が安定していましたが、ニュージーランド(NZ)で干ばつ懸念が出たことからオセアニアで一時的に値上がりが見られました。直近の降雨で解消された模様で相場は安定しつつありますが、小さい材料に反応しやすい状況となっています。
製品別にみた場合、バターは再び急騰を見せました。NZ価格は直近2ヶ月で$800/MTの値上がりとなりました。NZでの干ばつがきっかけですが、堅調な需要と欧州での在庫が少ないと見られる状況から今年も需給が逼迫する可能性があることから強い買いが入った模様で欧州価格も急騰を見せました。直近半月では落ち着きましたが、乱高下する可能性を含んでいます。
全脂粉乳は乳脂肪相場の動きを反映して若干の値上がりとなっていますが無脂乳固形分相場が安定していることから大きな動きにはなりませんでした。
脱脂粉乳はNZの干ばつ懸念から若干の値上がりとなりましたが、欧州相場は動きが少なくNZ相場も再び安定し始めています。

トルコレーズン市況・トルコ現地レポート

2年連続の豊作、310,000トン収穫予想

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2017年産トルコ産レーズンの収穫予想は、昨年とほぼ同水準の310,000トンと発表され2年連続の豊作となる見通しです。
しかし、カルフォルニア産レーズンが減産となり、加えて品質不良(乾燥時期に2回の降雨)により供給量が制限されたために、価格が高騰したことから、トルコ産レーズンへの引き合いが殺到しています。トルコ産レーズンは色の明るいゴールデンレーズン(サルタナ)が主体であり、カリフォルニア産レーズンのような色の黒いレーズン(トンプソンタイプ)は全体の5~10%程度しか生産されておらず、トルコのレーズン農家が先高を見越して、原料レーズンのパッカーへの売渡し価格を徐々に上げていった結果、トルコ産トンプソンタイプの価格も昨年11月の価格に対し40%程度値上がりしています。                
また、トンプソンタイプ同様にゴールデンレーズンへの引き合いも増えたため、ゴールデンレーズンのオファー価格は昨年の同月価格に対し20%程度値上がりしています。 
しかしながら、カルフォルニア産レーズンは昨年秋以降相場が上昇し続けており、トルコ産レーズンは相対的にコストメリットがございます。トルコ産レーズンをこの機会に是非ご検討いただけます様、宜しくお願い申し上げます。

トルコのファーストフードといえば、日本でもよく見かけるケパブを想像する方が多いかと思いますが、トルコではサバサンドも有名です。
今回出張時にトルコ北西部にあるイスタンブールを訪ねたところ、金角湾に架かるガラタ橋付近で、船を停留させ新鮮なサバをパンに挟み、レタスと玉ねぎを加えて販売していました。レモン、塩を好みで付け足して食べると味はシンプルですが絶品でした。
乗り継ぎまでの時間があったため、正午にお店に行くと、店内は大変賑わっていました。
価格は、10トルコリラ(日本円にして約300円程度)とお手頃で購入でき、現地では昼夜問わず食べることが多いそうです。また、ガラタ橋は旧市街と新市街を結ぶ橋で、全長は490mあり、西に向けばヨーロッパ、東を向けばアジアを見渡せる特別な場所でした。
日中は多くの人がガラタ橋で釣りに没頭しており、釣り人のバケツを見てみると、多くの魚(イワシ、アジ)が釣れていました。トルコに行かれた際はガラタ橋を散策し、サバサンドを是非召し上がってみてはいかがでしょうか。

フルーツ缶詰市況・南アフリカ現地レポート

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世界でも有数のフルーツ王国、南アフリカ(日本国内の輸入モモ缶の数量は、中国に次いで第2位)へ2月下旬に訪問して参りました。ケープタウンは夏の終わりで、日中は熱く、気温は到着日34℃と高めでしたが、夜は冷え込む朝晩の寒暖差が大きい地中海性気候です。
夏の平均気温は26℃前後で湿気は少なく、フルーツの栽培に適しています。
今年、南アフリカ、特にケープタウンは「100年に一度」と言われる大干ばつに襲われています。深刻な状況は街のあちこちで実感することが出来ました。政府が推奨する一人一日あたりの生活用水はシャワー、皿洗い、トイレや洗濯、料理などすべて合わせて50Lに制限されています。ホテルではお湯が溜められないようにバスタブの栓が抜いてあるほどです。節水を呼び掛けるチラシやオブジェが多くみられました。
フルーツ缶の生産は、例年11月から収穫されるアンズから始まり、12月末〜3月末まで 黄桃、フルーツカクテル、洋梨へと続きます。今年の収穫状況は、大干ばつの影響により果実全体の収穫に大きな影響が出ています。アンズ、黄桃、洋梨は小粒傾向で、収穫・生産が例年より1週間程度遅れています。ただし、ある程度の原料と、工業用水は確保出来ている状況で、当社の契約分については予定通り製造される見込みです。
弊社取り扱いのゴールドリーフブランドを生産するランゲバーグ&アシュトンフーズ社は一日6,000人が出入りする大規模な工場ですが、毎年な巨大な生産工程の改善を行なっております。2018年は既に導入済みだった1号缶に加えて2号缶包装ラインへのX線異物除去機新設、ベルトコンベアの刷新、自動箱詰め器の導入、床や各種設備の更新が行なわれていました。今後も日本のお客様の要望を踏まえて生産工程の改善に努めてまいります。
なお、今期新物の現地価格は水不足の収穫減による原料価格の上昇、人件費の上昇、その他コスト上昇によりアンズが約8%、黄桃・洋梨2~4%、フルーツカクテル2~3%の上昇となっています。詳しい状況につきましては弊社営業担当へお問い合わせください。

商品案内

ShoEi うめ茶415g

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正栄お茶シリーズの『ゆず茶415g』『しょうが茶425g』『はちみつれもん415g』は発売以来、大変ご愛顧いただいております。この要因として国産原料の安心感に対する需要が相変わらず高いことが挙げられ、また希釈用飲料のカテゴリも大きく伸長しております(国産ゆず103%、国産しょうが100%、国産れもん124%・日経POSEYESより)。
そこでこの度、新商品として国産梅を使用した「ShoEi うめ茶415g」を発売いたします。国産の青果梅の収穫は5~7月の初夏となり、この時期にはスーパーの青果売場で梅酒や梅のサワードリンクを作るための瓶や氷砂糖も合わせて陳列され、旬を感じる展開をされています。
また、近年では熱中症対策の1つとして、美味しく塩分を補給できる塩梅キャンディも定番化してきました。
当商品は、国産の塩漬梅をダイスカットして使用しており、ほんのり塩味が感じられる商品となっております。梅の爽やかな酸味に、はちみつが合わさることですっきり飲みやすく仕上がりました。従来のお茶シリーズと合わせてご拡売賜ります様、宜しくお願いいたします。

<商品特長>
・国産梅を使用して作った、こだわりの商品です。
・梅の爽やかな酸味に、はちみつが合わさることですっきり飲みやすく仕上がりました。
・塩漬梅を使用しているため、ほんのり塩味が感じられます。汗ばむ夏にもぴったりの一品です。
・冷水や炭酸、お酒に入れてもおいしい一品です。
・着色料は一切使用しておりませんので、安心してお召し上がりいただけます。

ShoEi 軸付きスイートコーン4個カット

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現在販売中の軸付きスイートコーン1本タイプ(北海道産)は2002年に発売を開始し、今年で16年目のロングセラー商品となっております。
 しかしながら、国産軸付きスイートコーン市場は近年の製造先減少に伴い、販売金額(前年比82%※)・アイテム数(前年比80%※)ともに前年比を割って推移している状況です。
逆に外国産(タイ、ニュージーランド、中国等)の軸付きスイートコーンは販売金額(前年比97%※)、アイテム数(前年比117%※)ともに国産と比較をすると良い状況のため、不足している国産の販売量をカバーしていることが伺えます。
 そこでこの度、国産の次にシェアの大きい「タイ産・軸付きスイートコーン4個カット」の取り扱いを開始いたします。食べやすい大きさにカット済みの利便性をアピールポイントに、ご拡売賜ります様、宜しくお願いいたします。 
※日経POSEYESより引用。

<商品特長>
・収穫後、24時間以内に、もぎたてのおいしさをそのまま真空パックにしました。
・食べやすい大きさにカット済み。切る手間がありません。
・日頃のおやつや食事の付け合わせ、アウトドア等でのバーベキューにも喜ばれる一袋です。
・開けてそのまま食べられます。また電子レンジ500W・1分、熱湯5分で温めてもおいしくお召しあがりいただけます。
・袋から出して直火で焼くと、簡単に焼きとうもろこしの出来上がり。

濃いアーモンドミルク ~ まろやかプレーン ~ 125ml

125ml飲みきりサイズパッケージリニューアル!

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スーパーフードとして注目されるアーモンドを原料としたアーモンドミルクは、日本では2013年に発売されて以来、市場は急速に拡大し2015年には数十億円を突破しました。
その後も人気は衰えず、市場は年々拡大を続けております。
筑波乳業株式会社では濃いアーモンドミルク(濃厚プレーン、まろやかプレーン、香ばしロースト、ほんのり黒糖入り)1L×12個入り、飲みきりサイズの濃いアーモンドミルク(香ばしロースト、ほんのり黒糖入り) 125ml×15本入りを業務用・小売共通で販売し、ご好評をいただいておりましたが、今回、新たなラインアップとして濃いアーモンドミルク~まろやかプレーン~ 125mlを新発売いたします。

<商品特長>
・成人女性1日の摂取目安量は栄養素ビタミンEの場合、アーモンド20~25粒。その半分の12.5粒がこの1本(125ml)に含まれています。
・低糖質、乳成分不使用(100%アメリカ産アーモンド使用)、香料・着色料不使用、コレステロールゼロ、アーモンド由来の天然のビタミンE、オレイン酸

マロングラッセのご案内

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諸説ございますが、マロングラッセはフランス、イタリア両国の国境にあるサヴォワ地域で16世紀に生まれたとされています。ヨーロッパでは永遠の愛を誓う証として、男性が女性にマロングラッセを贈る習慣があり、クリスマスや新年に食べられるほか、ギフトとしても人気の高いお菓子です。
弊社のマロングラッセは個別急速冷凍させたイタリア産の剥き栗を直輸入し、ボイル後に長時間ゆっくりとシロップに漬け込んで作りました。1粒1粒真空包装(ムルチパック)してありますので、マロングラッセ本来の風味を長く保つことができます。
製菓材料・業務用問屋、洋菓子店、カタログ通信販売のお客様にご案内いただけます。

正栄だより

Sweets News

パン工房リアン(株式会社カンパーニュ)

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クルミはどのような素材とも相性が良く、とても使いやすい素材です。当店では、パンやサンドイッチなど常時80~100種類の商品を並べているのですが、クルミを使用した商品は必ずといって良いほど、常に売上の上位にランクインしています。そんなクルミとラムレーズンを使用した、当店の定番ラインナップ4品のご紹介です。
(写真右奥から時計周りに)「セーグルノアレーズン」ライ麦粉を使用し、ラムレーズンとクルミを合わせて対粉50%使用した、具材がぎゅっと詰まった味わいのあるパンです。
「ほんのり甘いくるみパン」脱脂粉乳を使用したミルク風味の生地にクルミを練り込んでいます。単体で食べでも、食事と合わせても美味しいパンだと思います。
「くるみメープル」菓子パン生地でメープルシートとクルミを巻き込み、焼成後にグレーズ掛けをして更にクルミをトッピングしています。しっとりと食べやすく、昔から人気の商品です。
「グランレザンダマンド」ラムレーズン入りのフランスパン生地でアーモンドクリームを巻き込み、更に外側をプレーンのフランスパン生地で包んで焼きあげた、もっちりとした食感のパンです。1/8カットで販売しています。 
 クルミは、そのまま使いやすいLMPサイズを使用しています。生地に練り込む前にローストすることで風味が増します。レーズンは、下処理として水分を含ませてやわらかくする方法もありますが、それだとレーズンの酸味がストレートに伝わるので、当店ではあえてラムレーズンを使用しています。ラム酒とレーズンを合わせることで、レーズンの酸味がやわらいでまろやかな口当たりになり、ラム酒に含まれる水分で食感もやわらかく、美味しく食べることができると思います。当店では、パウンドケーキにも使用している正栄食品のラムレーズンを使用しています。食感がほどよくやわらかく、水分量も適度でそのまま生地に練り込めるので、使い勝手がとても良いです。
 当店の一番人気は、カレーパン(表紙写真左手前)です。大ぶりにカットした牛肉をトマトやスパイスと一緒に約3時間かけて煮込んだこだわりの詰まった自家製カレーを使用しています。
 メニュー開発は私が担っているのですが、お客様の反応を見ながら試行錯誤して取り組むことが楽しみでもあり、最大限に創造性を発揮 できる環境だと感じます。自分のこどもにも安心して食べさせられるもの、ということを基本に、なるべく添加物を控えた健康的なもの、安心・安全なパンを作ることを心がけ、素材選びにもこだわっています。

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