SHOEI NEWS2018年 5月号 Vol.219

CONTENTS

商況案内

2018年産 カリフォルニア・プルーン開花情報

天候が安定しなかったため、結実状況はあまり良くないとの情報

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現地カリフォルニア州では、2月後半から3月上旬にかけて気温の低い日が続き、プルーンの開花は例年よりやや遅い3月20日過ぎに始まり、3月末頃に満開を迎えました。現地では2~3月の気温の上下動が激しく、天候が安定しなかったため、結実状況はあまり良くないとの情報が入ってきています。
カリフォルニア州は5~10月初旬は殆ど雨が降らない気候で、山間部への冬場の降雪が乾燥期の貴重な水源となります。今冬初めは、降水量の少ない時期が続いていましたが、1月以降、適度な降水が有り、5月以降の乾燥期への懸念は少ないものと思われます。
カリフォルニアプルーンの作付面積は、2001年をピークに年々減少していますが、2013年以降価格が上昇し、ナッツ類の価格に近づいてきている影響からか、苗木の販売量は回復しつつあるという情報が入っています(現地関係筋情報による)。
しかしながら、ナッツ類の底堅い需要は依然続いており、栽培面積の大幅な回復にまでは至らないものと思われます。
収穫予想は、6月初旬にカリフォルニア農業統計局から発表される予定で、どのような見通しとなるのか注目が集まります。

弊社では、種抜きプルーンの他、カレーやデミグラスソース、タレ・ソース類のコク味出し、油脂代替としてパン生地練り込みでもお使いいただけるプルーンピューレや、製菓製パン向けのダイスドプルーンやプルーンビッツなどを国内外の自社工場で製造し販売させていただいております。
詳しくは弊社営業担当者までお問い合わせ下さいますよう、お願い申し上げます。

2018年産 カシューナッツ市況

収穫量(750,000メトリックトン前後、殻付きベース)との予想

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2018年産インド産のカシューナッツは、収穫が例年よりもやや遅れて、3月後半にスタートしたものの、その後は順調に収穫が進んでおり、現在のところ、前年並みの収穫量(750,000メトリックトン前後、殻付きベース)になると予想されています。
インド産カシューナッツは、2017年産が前年比116%の収穫量となりましたが、インド政府が海外からの輸入殻付き原料に関税を課したことにより、輸入原料コストが値上がりし、インド産原料への需要が集中したため、自国産の殻付き原料在庫は逼迫いたしました。
また、主産国の一つであるベトナムでも、昨年2月に発生した虫害の影響により、2017年産が前年比23%減の300,000メトリックトン(殻付きベース)と大幅な減産となり、需要がインド産にシフトしたため、インド産剥き実カシューナッツ製品の現地価格についても高値を維持しています。
2018年産ベトナム産のカシューナッツは、平年作に戻ることが予想されていますが、3月~5月の端境期は在庫の逼迫状況が改善されず、現地パッカーも2018年産オファー価格提示に対して慎重な姿勢をとっています。
またインド国内においても、近年健康志向の高まりからナッツ需要が増加しており、輸出向け供給数量も減少傾向であることも要因となっています。
今後の相場情報につきましては、弊社営業担当者までお問合せください。

2017年産 トルコアンズ市況

収穫量は昨年対比で約60%増の160,000~165,000トンとの予想

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トルコは、ドライアンズの世界の生産量の6割強を占めている最大産地で、主にトルコ東部のマラティア地区にて栽培されています。
2017年産トルコアンズは、生育期における天候に恵まれたことから、収穫量は昨年対比で約60%増の160,000~165,000トン程度になると予想されています。
そのため、他のドライフルーツやナッツ類が軒並み値上がりしている中、比較的廉価で調達が可能なトルコアンズは、中東を中心とした需要が急増したものの、昨年8月時点でのオープニングプライスは前年対比でほぼ横ばいとなりました。
しかしながら、その後の旺盛な需要は勢いが止まらず、2018年に入って以降農家からの原料供給がタイトになり、昨年同時期と比較し30%高騰しています。
詳細につきましては、弊社営業担当者までお問合せください。

海外乳製品市況

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海外乳製品相場はバターを除き安定相場となっています。主要生産国での生乳生産量が安定した回復を見せ、不安要素であったニュージーランド(以下NZ)での干ばつも解消方向に向かっており、生乳生産量への懸念は後退しています。
製品別にみた場合、バターでは欧州産が先行して値上がりした後に高止まりが続き、オセアニア産は後を追うように値上がりしています。
欧州産は概ねFOB$6,000/MT近辺、オセアニア産はFOB$5,500/MT近辺となっています。バター以外にもクリームチーズなど乳脂肪製品の需要は、底堅く堅調な相場が続く見込みとなっています。
全脂粉乳は乳脂肪相場の動きを反映して若干の値上がりとなっていますが、無脂乳固形分相場が安定していることから大きな動きにはなりませんでした。
脱脂粉乳はNZの干ばつ懸念が後退したことから軟調な相場となった一方で、欧州相場は変わらずオセアニアよりも低調な水準で横ばいの動きとなっています。

香港講習会2018開催される

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『香港講習会』が3月27日、28日の2日間にわたり香港正栄国際貿易有限公司、筑波乳業株式会社、伊那食品工業株式会社、弊社の合同主催で行なわれ、香港正栄の主要のお客様である約24の企業から44名が参加されました。
帝国ホテルの望月完次郎シェフパティシエによる洋菓子技術セミナーでは、弊社のメイン商品であるナッツ・ドライフルーツ、株式会社京まろんのナパージュ、青島秀愛食品有限公司のラミーフルーツ、筑波乳業株式会社のピスタチオプラリネマッセ等、弊社グループ工場の自社加工品、また筑波乳業商品、伊那食品工業商品等を盛り込んだルセット8品目をご提案いただきました。
当日はレシピ通りの手順でデモンストレーションを、試食は前日に用意した物を提供する形で行ない、進行過程に商品説明タイムを設けていただき、弊社、伊那食品工業、筑波乳業から各自の自社商品のアピールを行ないました。また、望月シェフの目線からの評価、用途提案、正栄ブランドへの信頼をアピールしていただきました。
講習会全般に対してのお客様の反応はとても良く、写真を撮ったり、望月シェフへ質問をしたり、何名かはシェフの作業台の周囲に集まり、手元を確認するなど熱心に講習を受けていました。望月シェフの専門的な技術力に大絶賛をいただき、提案したルセットも素晴らしいと好評でした。
また、講習会会場には展示ブースを設け、弊社コーナー、筑波乳業コーナー、伊那食品工業コーナーの3つに分けて商品展示を行ないました。講習会の前後とお昼休みの時間を利用してアーモンドミルクの試飲やサンプル配布、商品特性の説明や用途提案等の商品アピールを積極的に行ないました。
講習会2日目は、望月シェフに既存のルセットに加え、弊社からの要望で葛餅月餅、ラミーフルーツサンド月餅の製作を依頼、また筑波乳業のアーモンドミルクを使ったアイスクリームもシェフに作っていただきました。味があっさりしてシャーベットのようで、美味しいとの評価をいただきました。今回は初めて筑波乳業株式会社と一緒に講習会を行ないましたが、筑波乳業のソフトミックスのアイスクリーム以外への応用やチーズパウダー等積極的に案内することができ、弊社グループ会社としての印象はかなり残ったと思います。
また共同で講習会を行なった伊那食品工業株式会社の商品は、目に見えて効果がはっきり出る物が多く、今回寒天素材に関して新しい用途提案を行ない、多くのお客様に興味を持っていただけました。今後も新規お客様の開拓に取り組んでいきたいと思います。

第21回FABEX2018 第15回デザート・スイーツ&ベーカリー展出展

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2018年4月11日(水)~13日(金)、第21回FABEX2018及び第15回デザート・スイーツ&ベーカリー展が東京ビッグサイトにて開催されました。同展示会は、スーパーマーケットトレードショーと同じく食品業界では最大規模を誇ります。今回は4小間、フルーツ加工品部、加工製菓材料部、業務用食材部、乳製品・油脂部、筑波乳業株式会社で出展いたしました。
栗、フルーツ漬け込み品等、自社加工製菓原料、選りすぐりの自社輸入食材に加え、企画提案ブースにウェルネスコーナーを設置しました。ウェルネスコーナーは昨年9月の弊社展示会の同様、考える健康をテーマに来場者へ訴求、マイセラカゼイン、アーモンドミルク使用のスムージーを配布いたしました。健康志向の勢いもあり試飲メニューは早い時間帯に好評配布終了となりました。
会期中はお客様が多数お立ち寄りいただき、情報交換、サンプル依頼等ご要望いただきました。試食品も原料特性を最大限にいかしたメニューを用意、配布のレシピも好評価で多数の御質問を頂戴し、健康志向・ブームを肌で感じる3日間となりました。
来場者数は78,011名を記録し、無事終了しました。
出展に際し、ご来場いただきましたお客様には、この場をお借りして御礼申し上げます。

商品案内

フルーツピューレシリーズ

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■バナナピューレ
日本に輸入される果物で一番多く消費されているのがバナナ。日本人にはとても身近なバナナは、実はインドが生産量No.1で、全世界の生産量の約26%を占めています。
インド産の厳選されたキャベンディッシュ種のバナナを使用し、滑らかな口当たりと、程よい甘みを持つピューレに加工いたしました。
収穫したバナナはすぐにフルーツ加工工場に輸送され、加工されます。選り抜かれた高品質のバナナは熟成室にて熟度を調整、洗浄後、手作業にて皮むきを行ない、ピューレに加工しています。フレッシュな風味をそのまま残した製品に仕上がっています。

■アプリコットピューレ
アンズ(アプリコット、学名Prunus armeniaca)はバラ科サクラ属の落葉小高木で、原産は中国北部と言われますが、紀元前3,000年程前にはインドで栽培されていたとも伝えられています。アンズは近年、トルコ、イラン、イタリア、パキスタン、ギリシャ、フランス等が主な生産地となってきています。缶詰用のアンズは南アフリカ産が最適で、日本に輸入されるアンズ缶の8割近くを占めています。
数ある産地の中でも、酸味が強く、香りが高いと言われている南アフリカ産のアンズ。
その特有の風味を生かした甘酸っぱいピューレに仕上げました。

■フランボワーズピューレ
セルビア産の厳選された品種のラズベリーを香り、風味のバランスを考え、独自の配合でブレンドした、美味しさにこだわったピューレです。
セルビアの豊かな大地で、自然の恩恵をたっぷり受けたラズベリーは、色が深く風味も格別です。

■マンゴーピューレ
マンゴーの中でも最高級と言われるインド産アルフォンソマンゴーを使用しております。
風味豊かで繊維質が少なく、舌触りが滑らかなピューレです。

■フレーズピューレ
厳選された品種のストロベリーを、香り、風味のバランスを考え、独自の配合でブレンドした、美味しさにこだわったピューレです。
香りが高く、甘さと酸味がちょうどよく仕上がりました。

厳選されたフルーツを徹底した温度管理や品質管理のもと、丁寧に加工することにより、安全で美味しいフルーツピューレが出来上がります。色鮮やかなフルーツピューレは、ジャムソース、アイスクリーム、洋菓子、スムージー、カクテル等の様々なジャンルでお使いいただけます。

≪特 長≫
高品質の原料を自社にて輸入、製品加工まで一貫して自社管理を行っております。各原料につきましては、農家までのトレースが可能です。果実と少しの砂糖で酸味と甘味のバランスを整え、自然な風味を最大限に生かしております。


フルーツマジック デザートシリーズ

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■フルーツマジックドルチェ
フルーツマジックドルチェは季節に応じたフレーバーを取り揃えております!
ホテル、レストラン他、病院、老健施設でもご利用いただけます。ぜひお試しください!
牛乳、乳飲料、またはその他飲用乳を入れて混ぜるだけで簡単に出来上がります。
<作り方>
①容器にフルーツマジックドルチェを1袋(400g・800g・1kg)を入れます。
②冷えた牛乳(400g品、1kg品の場合は1L、800g品の場合は2L)を入れます。
③ヘラでとろりとするまでかき混ぜます。
④しっかり固まるまでしばらく(1~2時間)冷蔵庫で冷やします。
<荷 姿> 400g×12袋、800g×12袋、1kg×12袋               
フレーバーにより上記荷姿で取り扱いのない商品もございますので、 詳細は営業担当者までご連絡ください。

■あけてポン!FMDデザートゼリー
袋から出すだけで 簡単デザートゼリー!!
<商品特長>                   
①加熱調理等が無く、袋から出すだけで簡単にぷるるん食感のゼリーがいただけます。
②袋から出してそのままサーブしたり、好きな大きさや形にカットしたり、袋の中で製品をクラッシュさせて取り出したりと、様々な形状・食感が楽しめます。
③常温で食べられますが、冷蔵庫で1~2時間冷やしていただくと更に美味しくお召し上がりいただけます。
<荷 姿> 1kg×6袋×2合

■冷凍フルーツソース
パフェ・ドリンク・ヨーグルト・アイスクリーム等に
<ラインナップ>
イチゴソース、マンゴソース、リンゴソース、白桃ソース、ブルーベリーソース、栗ソース和風タイプ
<荷 姿> 150g×40袋または50袋入

正栄だより

Sweets News

パティスリーリュテス LETECE

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鮮やかなグリーンカラーが特長のピスタチオのムースケーキと、当店定番の焼き菓子2品のご紹介です。
「ピスターシュ オ プランタン」は濃厚なピスタチオの風味とチョコレートを組み合わせた5層のムースケーキです。ピスタチオのムースには、カスタードクリームをベースに、生クリーム、ローストしたピスタチオのペーストとピスタチオプラリネマッセを2対3の割合で配合しました。2種類を併用することでピスタチオのフレッシュな風味と濃厚な味わいを出しています。ピスタチオプラリネマッセは、ムースに混ぜた時の発色が良く、またピスタチオのフレッシュな風味も感じられます。

トップに載せたグリーンのナパージュは、ナパージュヌートルにピスタチオプラリネマッセを1割加えたものです。以前は他社のナパージュを使用していたのですが、特有の酸味がケーキの味わいに影響してしまうことが気になっていました。そんなときに、知人のパティシエに正栄食品のナパージュヌートルを薦められ使い始めたのですが、無味無臭で素材の味を邪魔しないところを気に入って使用しています。   

「ノアゼット」は、アーモンドプードルと同量のヘーゼルプードルを使用した絞りクッキー生地で、ジャンドゥージャ(ヘーゼルナッツとミルク チョコレートのペースト)をサンドしたお菓子で、ほろりとした口溶けです。正栄食品のヘーゼルプードルは、他社と比較すると、とてもきめ細かいのが特長だと感じます。特にメレンゲなどの気泡を含む軽い生地に、ふんわりと混ぜ合わさり、とても口溶けの良い生地に仕上がります。

「カマンベールレーズンサンド」は、当店の定番スイーツであるレーズンサンドをアレンジしたメニューで、ラム風味レーズン、バタークリームベースのカマンベールチーズクリームをクッキーでサンドしました。コクのあるカマンベールチーズの風味とラム風味レーズンの相性が良いと思い考案しました。ラム風味レーズンは、本物のラムレーズンのような味わいと香りで、酔っ払ってしまいそうです。でもお酒は使用していないので、土地柄お子様連れのお客様が多い当店でも安心して使用できますね。ラム風味レーズンは、しっかりとシロップに漬かっていて、ハリがありそのシャキッとした食感もよく、食感を活かした使い方ができるといいのではないでしょうか。

材料に関しては、これという強い縛りを持たず、柔軟な考えで、良いと思ったものを取り入れるようにしています。これからも地元のお客様に寄り添いながら、出来ることを探し続けていきたいと思います。
 

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