SHOEI NEWS2018年 7月号 Vol.221

CONTENTS

商況案内

2018年産カリフォルニア・プルーン収穫予想

収穫見込は前年比約75%となる80,000ショートトン(前年105,000ショートトン)

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6月1日にカリフォルニア農業統計局(CASS)より2018年産カリフォルニアプルーンの収穫予想がリリースされ、収穫見込は前年比約75%となる80,000ショートトン(以下ST:前年105,000ST)と発表されました。
2018年産は、2月下旬から3月上旬にかけて気温の低い日が続いた影響で、例年より遅い3月20日頃に開花し、3月末に満開を迎えました。
収穫可能作付面積(ベアリングエーカー)は前年と同じ44,000エーカーとなりました。
ナッツ類等への転作が続いた影響で、2000年のピーク時に記録した86,000エーカーから約50%まで減少していますが、本年以降は減少傾向に歯止めが掛かるのか?と注目されています。
また、カリフォルニアプルーン協会発表の情報によりますと、今期の累計9ヶ月(2016年8月1日~2017年4月30日まで)の出荷量は63,921STとなっており、前年同期比約115.4%で推移しています。
5月1日から7月31日の出荷量が前年同期と同じ場合、通年の出荷量は81,606STとなる見通しです。繰入在庫を含めた2017/18シーズンの総供給量は、157,240STとなる見込みで、2017/18シーズンには、おおよそ75,000ST程度の在庫が繰り越される試算となります。
 弊社では、種抜きプルーンの他、ダイスカット品やピューレ、ビッツなどを取り扱っております。
商品に関するお問い合わせは、営業担当者までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

海外乳製品市況

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海外乳製品相場は全般的に上昇基調となっています。主要生産国での生乳生産量が安定した回復を見せているものの需要が堅調であるため緩やかな値上がりが続いています。
製品別にみた場合、バターでは欧州産は一時期、価格の横這い傾向が続いていましたが、今年は1月のFOB$5,000近辺から毎月徐々に上昇し、直近ではFOB$7,300/MT近辺まで急上昇いたしました。
オセアニア産も欧州産に追随する様に上昇を続けていますが、値上げ幅は欧州産に比べて小幅で緩やかで1月のFOB$4,500近辺から、直近ではFOB$5,600/MT近辺となっています。
バター以外にもクリームチーズなど乳脂肪製品の需要は底堅く堅調な相場が続く見込みとなっています。全脂粉乳は無脂乳固形分相場が安定していることから大きな動きにはなりませんでした。
脱脂粉乳は欧州産の需要が長らく低迷しておりEU政府の買い入れ在庫も一時期36万トン以上まで膨れ上がりましたが、需要が急回復し3ヶ月前に比べて$200程度上昇し、現在では欧州産は概ねFOB$1,900/MT近辺となっています。
ニュージーランド(以下NZ)産の脱脂粉乳は元々根強いユーザーがいるため、欧州産ほど価格の低迷もなかったうえ、ここ最近は欧州産の価格上昇に引っ張られてFOB$2,100近辺まで価格が上昇しています。
バターの価格は欧州産>オセアニア産、脱脂粉乳の価格は欧州産<オセアニア産の構図は暫く続くものと予想されます。

2018年産カリフォルニア・ストロベリー新物状況

天候良好、生育順調

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今期は、春先気温が低かった影響から例年よりも遅めの収穫スタートとなりました。
カリフォルニア産のストロベリーは、4月中旬頃から収穫量が徐々に増え始め、5月上旬にフレッシュ向けがピークとなり、その後6月にかけて加工向けがピークを迎えます。
今年は適度な降雨もあり、生育は順調な状況で品質良好が期待されています。作付面積は、33,803エーカーと前年と比べやや減少傾向が予想されますが、供給面においては問題ない状況です。現地においてフレッシュ需要は落ち着いており、加工用向けの需要はスムージー等ドリンク向けに伸びている状況です。
今期の現地オファー価格は6月末頃の予定となっていますが、農家における原料価格はほぼ前年同レベルとなっており、今後の為替動向次第ではありますが、今期は安定した価格が見込まれます。
また、カリフォルニア産ストロベリーの品種はここ数年モントレー種とサンアンドレアス種が中心となっています。単収の良さから現在ではモントレー種の方が伸びており、以前まで生産の中心であったアルビオン種は減少し、ほとんど収穫されていない状況です。
詳細につきましては、弊社営業担当者までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

2018年インド産アルフォンソマンゴー市況

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アルフォンソマンゴーは湿度、温度が最も適しているとされるインド西海岸沿いの地域で主に収穫されており、西インドのアルフォンソは最も品質が良く、価格も高いため、プレミアムアルフォンソと呼ばれています。
一方、弊社で買い付けしているピューレには使用しておりませんが、西インドのゴアより更に南で収穫されるアルフォンソは通称サウスアルフォンソと呼ばれており、価格も安く風味も異なるため、西インドのアルフォンソとは区別されています。
今年の西インドのアルフォンソは、昨年末から今年初めの開花期に高温と降雨があった影響で全体的に収穫が2週間程遅れており、収穫量は地域やサプライヤーによって異なりますが、昨年並みか、10%減少とのことです。また、6月からはモンスーンが始まるためアルフォンソの収穫時期には限りがあり、各社の生産量は昨年より15~20%程度少ない状況です。
サウスアルフォンソに関しては、昨年より収穫量が30%ほど多いとの状況ですが、収穫期の雨の影響で糖度が上がらず、価格の安いアルフォンソピューレを製造している多くのサプライヤーではサウスアルフォンソより更に価格の安い別品種のマンゴーを混ぜて、規格を合わせざるを得ない状況となっているため、今期は特に、信頼の置けるサプライヤーとの取引が一層重要と思われます。
なお、価格に関しては、インド国内の飲料メーカーにおいて、価格の高い西インドのアルフォンソの需要が落ち込んでいますが、人件費、包材等の値上げで、前年比3~5%程の値上がりになる見込みです。

インド産アルフォンソマンゴー視察レポート

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5月24日からアルフォンソマンゴーの産地、製造工場視察のためインドへ出張して参りました。
成田からムンバイまで直行便で9時間のフライトです。
アルフォンソマンゴーの産地はムンバイの北、南、東に位置し、空港から最寄りの工場までは車で3~5時間、中には国内線と車の乗り継ぎで5時間程度といずれもかなりの時間を要します。
視察初日の移動に使った車が途中でパンクし、1時間以上道端で待たされ、出張初日から嫌な予感がしましたが、幸いにもその後は 順調で無事に日程を消化することが出来ました。
マンゴーの木は植えてから5年目で商業ベースの収穫が可能となり、その後約50年間収穫できます。樹齢の長い木は高さ10メートルを超え、1本の木からは100Kg~500Kgのマンゴーが収穫され、平均では200Kgの収穫量です。収穫は全て手作業で柄の長い虫取り網にカッターが取付けられた道具を使用します。
実際に収穫作業を行なってみましたが、高所の実を収穫するのはかなり大変でした。
収穫されたマンゴーは約1週間の追熟工程を経てマンゴーピューレへと加工されます。
生果での洗浄、選別を充分に行ない、適正な熟度の原料を使用することがより良いマンゴーピューレを製造するために最も重要なポイントとなります。
製造工場で品質確認を行ない、2018年産アルフォンソマンゴーピューレは色、味、風味ともに問題が無いことが確認できました。
製菓、製パンの原料からアイス、ヨーグルト、ゼリー、飲料、デザート各種まで幅広く安心してご使用いただける弊社のアルフォンソマンゴーピューレを是非ご活用ください。
商品については弊社営業担当者までお問い合わせくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

Bakery China 2018 上海 上海秀愛国際貿易有限公司 出展

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2018年5月9日~12日の4日間に渡り、アジア最大のベーカリー関連展示会であるBakery Chinaが、上海浦東地区にある上海新国際博覧中心(Shanghai New International Expo Center)にて開催されました。今回で21回目の開催となり、テーマは「新食材の提案、技術革新」でした。
中国におけるベーカリー市場は急速な拡大を見せていますが、このBakery Chinaに対する関心度も高く、昨年の122,248人を大幅に上回る約15万人の来場があり、とても盛況でした。
展示会場総面積20.4万平方メートル(東京ドーム5個分)の中で、国内外約30ヶ国と地域の企業約2,100社以上が出展。ベーカリーに関連した油脂、小麦粉、ミックス製品、香料、月餅餡類などの原材料をはじめ、機械、包装などに関する展示も多くあり、原材料ブースでは、鮮やかなデコレーションケーキの展示等が目立っていました。
また、セミナー会場では世界中から集まったコーヒー技術者100名のデモンストレーションが行なわれ、来場者の長蛇の列が出来ていました。いかにコーヒー文化が中国に浸透しているかということを目の当たりにしました。
会場内には日系企業も数多く出展し、日本人も数多く見られました。日本企業にとって中国の食の市場がいかに注目されているかということが理解できました。
上海秀愛国際貿易有限公司のブースは1ホール(E1K01)の入り口近くと立地がよく、定番のドライフルーツやナッツをはじめ、青島秀愛食品有限公司と延吉秀愛食品有限公司の新商品のカスタードクリームやピスタチオプラリネマッセといった商品を中心に展示を行ないました。
展示品は今年ベーカリー市場で流行したミックスフルーツをたっぷり入れた大きめのソフトフランス(軟欧パン)やマロンペーストを中心に作ったモンブランケーキなどを展示いたしました。
大変多くのお客様に弊社ブースにお立ち寄りいただき、商品のサンプル依頼や試食をしていただくだけでなく、商品説明を熱心に聞いて数々のお問い合わせをいただき、弊社の取り扱い商品の理解を深めていただけたと感じています。
2日目からは一般客にも開放されたため来場の客層も増え、大盛況の内に幕を閉じました。
中国ではパン文化が急速に拡大しており、日本から積極的に学び、技術レベルも年々レベルアップしてきています。今回のBakery Chinaを通じて商談のチャンスも増やすだけでなく、市場の新しいアイディアやお客様からのご提案を今後の新たな取り組みに活かしていきたいと思います。

商品案内

コーン製品のご案内

タイ産スイートコーンは、適度な甘みと鮮やかな色調が特長でサラダやスープから
ベーカリー等に幅広くご利用いただけます。弊社では幅広くコーン製品を取り扱っておりますので、お客様の用途に応じてご利用いただけます。

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■タイ産 コーンペースト レトルトパウチ
タイ産スーパースイートコーンの素材を活かし風味豊かなペースト状にしました。
1kg袋で使い勝手が良く、常温で保管できます。

原材料名 スイートコーン、砂糖、食塩
荷 姿 1kg×8袋
賞味期限 製造後1年
糖 度 16±2%
用 途 コーンスープ、ドレッシング、製菓・製パン用の練り込み


★新発売商品(8月下旬発売予定)
■タイ産 スイートコーン クリームスタイル
コーンの粒感を十分味わえるクリームコーンで、使い勝手良い小型缶(プルトップ)です。

原材料名 スイートコーン、食塩、増粘剤(加工デンプン)
荷 姿 15oz缶(425g)×24
賞味期限 製造後2年
用 途 コーンスープ

■タイ産 スイートコーン レトルトパウチ
加熱調理の必要がなく、開封後そのままご使用いただけます。ゴミ処理の手間が軽減できて、作業性の向上が図れます。

原材料名 スイートコーン、食塩
荷 姿 2,550g×6袋
賞味期限 製造後18ヶ月
用  途 サラダ、製パンの練り込み

コーン製品を使用したレシピ・リーフレットをご用意しておりますので、弊社営業担当者までご連絡のほどお願い申し上げます。              

蜜リンゴのご案内

冬の企画・提案に

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弊社の蜜リンゴは中国山東省および遼寧省の国光種を使用しています。
当製品は産地にて収穫されたリンゴを糖漬けし、乾燥しており、国光種本来の特有の酸味と糖漬け後の甘味とのバランスが絶妙です。
更に弊社中国関連工場「青島秀愛食品有限公司」で選別、カットなどの加工を行なっておりますので、より安心してご使用いただけます。

■蜜リンゴ ダイスカット ブドウ糖かけ4.8mm、 6.4mmカット
糖度が高く水分移行が少ないため、パン生地への練り込み等に最適です。糖漬けしたリンゴを乾燥しダイスカットにしたものに、ブドウ糖をまぶした商品です。

サイズ※ 4.8mmカット、6.4mmカット
荷  姿 16kgカートン、12kgカートン(1kg×12袋)
原材料名 糖漬け乾燥りんご(りんご、砂糖)、ぶどう糖/酸化防止剤(亜硫酸塩)
賞味期限 製造後1年
糖  度 80±5%
保存方法 冷暗所にて保存してください
※ここでの「サイズ」はダイスカットする際のカッターの刃の間隔であり、果肉のサイズ規格ではありません。

<用途>
・チョコレート、クッキー(シリアル)等の生地やサンドクリームへの練り込み。
・キャンディ、グミ等、製菓・製パン、冷菓への練り込みにも最適です。

■蜜リンゴ ハーフカット セロなし
酸味と甘味のバランスが良く、リテール品やチョコレートコーティングにも最適です。ハーフカットし、芯を抜いた後、糖漬け・乾燥した商品です。

サイズ※ ハーフカット
荷  姿 カートン16kg(4kg×4)
原材料名 糖漬け乾燥りんご(りんご、砂糖)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
賞味期限 製造後545日
糖  度 80±5%
保存方法 冷暗所にて保存してください

下記製品のレシピをご用意しておりますので、営業担当者までお問い合わせくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

正栄だより

Restaurant News

ディブレダイニングASAGAO

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 フレンチディナーをブレックファーストに、というコンセプトのレストラン、ディブレダイニングです。朝食をゆったりとレストランでとる機会は、旅をした時くらいではないでしょうか。朝からゆったりと食事をとれるレストランがもっと身近にあってもいい、そんな思いから始めました。

 料理人の多くは昼から深夜まで働くことが多いですが、当店では朝~ 昼過ぎまで仕事をし、夕方から家族との時間を共有できるという働き方を基本としています。料理人やパティシエを含め食に携わる職人の多くは、長時間労働や生活時間のずれから家族と過ごす時間を持つことが難しい現状があります。そんな食に携る職人の働き方に、一石を投じたいと思いました。

 メニューは3,000円、4,000円のコースの他、クイックメニューのワンプレートがございます。もともとはご高齢の方に朝食をゆっくりと楽しんでほしいと考えていたのですが、実際には30~40代の女性のお客様で、出勤前の方や旅行客の方に多くご来店いただいており、手軽に食べられるクイックメニューが人気です。写真の料理は7月のコース料理の一品としてお召し上がりいただけます。
 
 魚介のペンネ(写真左)は、オリーブオイルでにんにく、唐辛子を炒め、玉葱、パプリカ、魚介、カットしたセミドライマリネ野菜アンティパストタイプ、茹であげたペンネの順に加え、オリーブオイルを加え全体にからめ乳化させ、仕上げにパルミジャーノチーズ、ブラックペッパーをかけています。パスタは通常にはないメニューですが、マリネ野菜の酸味をいかせそうだと思い考案してみました。アンティパストタイプは、このまま食べてちょうど良い味わいなので、カルパッチョやマリネなどの具材としてもよいのではないでしょうか。

 イサキのバスク風(写真右)は、初夏が旬のイサキにマリネ野菜のソースを合わせたバスク風の料理です。あさりで取った出汁にズッキーニ、パプリカを加えて煮詰め、セミドライマリネ野菜ベーカリータイプを加え味をなじませたところにイサキを入れ蒸し煮にし、火が通ったらイサキを取り出し、残りを煮詰めてソースにします。付け合せには季節の野菜をグリルして添えています。ベーカリータイプは、味付けがしっかりとしていて、パンの具材としても合いそうですし、サラダドレッシングにしても美味しそうです。

 メニューは私と総料理長のアイディアをかけあわせ、フルーツと料理の素材を組み合わせるなど洋菓子のエッセンスを取り入れることもあります。朝食ですので、ボリュームは軽めに、さっぱりと食べやすく、季節の素材を大切にしたメニューの組立を意識しています。お店を継続させていくことが第一の目標ですが、今後はフレンチに限らず和食など、新しい要素も取り入れていけたらと思っています。

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