SHOEI NEWS2018年 11月号 Vol.225

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商況案内

2018年産カリフォルニア・アーモンド市況

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現地時間の10月11日に9月末締めのアーモンドポジションレポートが発表されました。
9月末での2018年産の収穫量は8億33百万ポンド(前年比98.7%)で、前年からの繰入在庫を含めた総供給量は11億76百万ポンド(前年比95.9%)となりました。
収穫量が前年を下回っているのは収穫の遅れによるもので、この先受け入れが進むにつれ、前年を上回るものと思われます。なお、7月に発表された最終収穫予想によると、2018年産の収穫量は24億50百万ポンド(前年実績の22億60百万ポンドに対し、108.4%)となる見込みです。
一方、累計出荷量は、米国国内向けが1億17百万ポンドとほぼ前年並み(前年比99.5%)の物量を維持しているのに対し、海外向けは2億6百万ポンド(前年比85.3%)と大幅な前年割れとなっています。出荷量が落ち込んでいる理由としては収穫の遅れも挙げられますが、特に中国向けの出荷が大幅に減少しており(累計前年比62.3%、9月単月比54.8%)、米国に対する報復関税(※)の影響を受けて豪州など他産地品へのシフトが進み、米国産への需要が減少しているものと思われます。
また、2018年産の成約状況につきましても、9月末時点での成約数量は5億57百万ポンド(前年比77.2%)と振るわず、成約ペースの鈍化がみられます。
2018年産の収穫については例年より遅い7月末~8月初旬に南部で開始されましたが、9月以降は涼しい気候となったためにシェイキング後の天日乾燥に20日間程度(通常は7~10日)を要し、果皮付き原料が脱殻工場に入荷する時期が更に遅れることとなりました。
また、ノンパレル種については開花期の霜害の影響が大きく、単収は北部地区で5%程度の減少、南部地区は15%程度の減少になっているようです。このように、2018年産の収穫の遅れと早生種ノンパレルの単収減により、10月上旬まで現地相場はやや強含みで推移していましたが、今回のポジションレポートを受け、弱含みに転じる可能性が出てきています。

2018年産クランベリー市況

品質も良好で収穫量は約60万トンの見込み

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クランベリーはブルーベリー、コンコードグレープと並ぶ、北米原産の果実です。栽培地はアメリカ北部~カナダの寒い地帯に東西に広がっています。
クランベリーは低木で蔓を持つ多年生の植物で、20cmほどの高さまで成長します。クランベリーの栽培区画はボグ(Bog)と呼ばれ、水の抜かれた溜め池のような畑です。
毎年、9月末から収穫が開始され、10月の上・中旬には収穫の最盛期を迎えます。「ウェットハーベスト」という水を使った特長的な収穫方法が用いられます。
クランベリーの木がかぶるくらいの水がボグに入れられ、収穫用に機械でかき回すと、クランベリーの実は枝からはずれて水面に浮かんできます。浮かんできたクランベリーはロープで囲い込まれ、ポンプとコンベアでボグから吸い上げられ、集果されます。
収穫期を迎えたクランベリーボグは一面にわたって鮮やかな赤色で彩られ、特長的な風景になります。
2018年産のフレッシュクランベリーは、9月末より収穫が開始され、順調に進んでおり、品質も良好とのことです。現段階では、収穫量は約60万トンを見込んでおり、前年の52万トンより回復すると予想されています。
2018年産ドライクランベリーは値上がりが見込まれており、クランベリーの収穫が終了する11月下旬ごろから順次現地価格が判明する見込みです。

 主な要因としましては、下記のとおりです。
・ドライクランベリーへの需要は全世界的に非常に高まっており、オーダーが混み合っています。各加工業者が保有しているクランベリーの加工設備のキャパシティには限界があり、現在はほぼフル稼働で生産しています。それでも、収穫されたフレッシュクランベリーをすべてドライクランベリーに加工できるわけではなく、最終製品の価格を上昇させる要因となっています。

・年々、クランベリーの作付面積は増加していますが、それに伴い、フレッシュクランベリーの原料価格の値崩れが産業全体の深刻な問題となっています。
一部のクランベリー農家では、副業なしでは経営が逼迫してしまう状況になりつつあり、この事態を受けて、アメリカ農務省は農家の保護のため、フレッシュクランベリーに対して出荷量制限措置をとることを決定し、市場価格を引き上げる予定です。
さらに詳しい情報につきましては、現地より入り次第、ご連絡をさせていただきます。

弊社では、ドライクランベリー(ホール品、カット品)、クランベリーパウダー、冷凍クランベリー等の商品を取り扱っております。
また、国内関連工場で選別を行ない、より選別度合を高めたドライクランベリー商品の取り扱い、カット等カスタマイズのご要望、ご相談も可能です。
ご不明な点等ございましたら、弊社営業担当者までお問い合わせくださいますよう、 よろしくお願い申し上げます。


2018年産カリフォルニア・レーズン市況

2018年産の収穫量は250,000~260,000ショートトンの見込み

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2018年産カリフォルニアレーズンは、例年よりやや遅い8月後半に収穫が始まり、10月初旬までにレーズン用に収穫されたブドウの殆どが、天日乾燥を終了しています。今年も昨年同様に6月から7月にかけて華氏100°(摂氏約38°)を超える高温が続きましたが、昨年と異なり、夜間は気温が下がって涼しくなり、ブドウの生育は順調に推移しました。
10月初旬に産地であるフレズノ地区で降雨がありましたが、レーズンの天日乾燥はほぼ終了しており、収穫量や品質への影響はほとんど無い模様で、2018年産の収穫量は250,000~260,000ショートトン(以下ST)が見込まれています。
 カリフォルニアレーズン協会発表の2017/2018年度(2017年8月~2018年7月)の集荷量(収穫量)は、220,582STとなり、前年比78.4%となりました。また、価格高騰によって出荷量も大きく減少し、250,176ST(前年比82%)となりました。8月1日の新年度への繰越在庫は、約80,000STとなる見通しです。これは、繰越在庫の過去3年の平均150,896STと比較すると約52%相当となります。
2018年産の収穫量(見込み)と繰越在庫を合計した総供給量は、330,000~340,000STとなる見通しで、前年度とほぼ同じ供給量となる見込みです。
農家側の代表と各パッカーの間で行なわれるフィールドプライス交渉は大詰めを迎えており、前年比$450/STアップとなる$2,250/STで2018年産価格が提示されましたがパッカー各社の合意が得られず、10月2週目までに、$2,150/STで再提示されました。
10月後半に更に進展があるものと思われます。

2018年北米産ブルーベリーワイルド種市況

収穫減、価格値上がり傾向

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2018年北米産ブルーベリーワイルド種は収穫減の予想です。
アメリカメイン州エリアでは7月末頃から収穫開始し8月末頃までと、例年より早めに終了しました。カナダマリタイムエリア(ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、PEI州)では8月上旬から収穫開始し、9月中旬頃に終了しました。
今年は6月頃にかけて主要生産エリアの多くが霜の被害に見舞われ収穫減となり、7月頃にかけては、昨年に引き続き雨が少なく水不足の状況となりました。
北米産ブルーベリーワイルド種は、2014年から2016年まで収穫量が130,000トン以上の豊作が続き、市場価格が大幅に下落しました。このため、農家へ支払われる原料価格が安く、収益が悪化したことから生産意欲が低下し、作付面積も減少傾向となっています。
今期のメイン州エリアにおける予想収穫量は6,960万ポンド(約31,500トン)と前年比約93%、カナダマリタイムエリアにおいては、8,900万ポンド(約40,300トン)と前年比約63%、ケベック州エリアにおいては5,830万ポンド(約26,400トン)と前年比74%の予想となっています。
今のところワイルド種全体としては、2億1,690万ポンド(約98,200トン)と前年比約75%が報じられており、豊作であったここ数年と比較すると今期は最も少ない収量になることが予想されています。
一方需要については、これまでの割安な市場価格を背景にカルチベート種からワイルド種へとシフトする先も増え堅調な状況です。これら要因から今期の現地オファー価格は値上げとなっています。詳細は弊社営業担当者までお問い合わせくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2018年カリフォルニア プルーン収穫・産地レポート

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2018年の弊社農園の収穫状況を元にご報告させていただきます。
今年の弊社農園におけるプルーンの収穫は、昨年よりも4日遅い8月20日から開始され、9月5日で終了いたしました。期間は昨年同様17日間となり、これは周辺農園においてもほぼ同じ状況でした。
また、収穫された果実の糖度は平均24.6と例年同等の仕上がりで、果実の外観状況も含め、良好の出来であると思われます。なお、弊社農園の収穫量は前年比と同程度と見込まれています。
6月1日に全米農業統計局(NASS)より発表されている収穫予測では、収穫面積は昨年同様44,000エーカーで、収穫予想高は昨年に対し24%減の80,000ショートトン(以下ST)と発表されていましたが、現時点での最新情報では、概ね発表通り80,000~85,000STと見込まれています。
南北に長いカリフォルニア州内の産地を北部・中部・南部に分けると、北部は昨年比60~65%、中部は昨年比110%、南部は昨年比85%の収穫高が見込まれており、本年のプルーンの作柄は、エリアによって収穫高にばらつきが発生しています。
この理由としては、現地でも明確なことが分かっていない状態ですが、3月の開花が約1週間遅れたこと、また開花時期後半の高温、更には昨年豊作傾向であった反動が複雑に絡み合って発生したものだろうと推測されています。

正栄だより

ジャパンケーキショー2018 開催される

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ジャパンケーキショ―2018が10月9日(火)~11日(木)に東京都産業貿易センター台東館で開催され、三日間で18,000名が来場しました。日本最大の洋菓子コンテストで、会場には日本全国、およびアジアから集まった洋菓子作品約2,000点が展示され、業界を代表する審査員により厳正なる審査が行なわれ各部門ごとに賞が与えられました。
弊社は洋菓子関連企業のコーナーにて、製菓材料の展示を行ないました。全国の製菓学校の学生をはじめ、洋菓子店経営者、その他関連企業の皆様が来場し、中国や台湾などアジア各国のお客様も多くみられました。普段はなかなか出来ない栗製品の食べ比べや、漬け込みフルーツ、ピーカンナッツチョコ掛け等が好評でした。会場に来ていただいた皆様、ありがとうございました。

2018年カリフォルニア農園研修セミナー

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9月25日(火)から10月2日(火)の8日間にてカリフォルニア農園研修セミナーを実施いたしました。
カリフォルニア農園研修セミナーは、弊社の主力商品であるクルミ、アーモンド、レーズン、プルーン、乳製品の農園や加工工場を訪問し、各原料の収穫から加工までを見学していただき、弊社商品への理解を深めていただくことを目的として実施しています。今回はお客様が22名、弊社随行員11名、計33名でツアーを実施いたしました。

初日はサンノゼ空港到着後、バスで移動しアベナルに拠点を置くキーナンファームズ社へ訪問。最初に会社概要、今年の作柄状況の説明があり、同社の加工工場への見学と移りました。業務用から小売用まで幅広く加工されているのがよく分かり、選別についても出荷先に合わせてグレード分けされているのが確認出来ました。見学後、同社のピスタチオを使用したアイスクリーム、クッキーの試食を歓談しながら美味しくいただきました。

2日目はレーズンパッカーであるサンメイド社、アーモンドパッカーであるミンターン社、乳製品加工を行なっているヒルマー社と1日に3社とハードなスケジュールの中、訪問となりました。
サンメイド社では会社概要、加工工程・方法を説明後、農園の見学へと移りました。農園では手摘み式、機械式、DOV式の3種の収穫方法について説明を受け、実際の栽培現場も確認することが出来ました。
ミンターン社については会社概要、原料受入方法の説明、工場を見学。同社はフードセーフティーに力を入れており、原料を保管するビンには収穫農家の名前、収穫日等の情報が記載されおり、トレースが取れる状態にて管理されていました。
ヒルマー社については牛舎をバスで巡回し、品種による乳の違いの説明、搾乳方法の説明を受けました。回転式の搾乳機により効率的な搾乳が出来るよう工夫がなされており、見た目も相まってお客様も非常にご興味を持たれていらっしゃいました。

3日目はユバシティに場所を移し、プルーンパッカーのサンスウィート社、その後バスでオリーブハーストまで向かい、正栄USAへの訪問となりました。
サンスウィート社では作柄状況も含めたプルーンの概要説明、会社概要のビデオを見た後、工場見学へと移りました。原料保管庫から包装工程までを見学、特に独自の種抜工程には種抜き方法等、お客様から数多くのご質問をいただきました。
正栄USAではクルミ加工工場にて原料受入から包装工程までを見学し、その後プルーン、クルミ農園の視察を行ないました。さらに同日夜には現地グロワー(生産者)との懇親パーティーが開催されました。イベントではFFA(アメリカ合衆国学校農業クラブ連盟)の学生によるダンスが披露され、終盤には場が盛り上がり、会場内ほぼ全員がダンスに参加するというミラクルが起こりました。お客様、グロワーの方も含め非常に楽しい夜になったと思います。

4日目はチコへと移動し、クルミ農家であるM&T社の農園、加工工場を見学。農園ではクルミをシェイカーで落とす迫力に全員が釘づけになりました。また、加工工場では原料受入から脱殻、ドライヤー工程を見学いたしました。
 午後は市場調査の一環としてバカビルにあるスーパーマーケット(ターゲット、トレーダージョーズ、ホールフーズ)の視察。日本とは違う広大な売り場の雰囲気を堪能、アメリカの食市場、トレンドを確認されている方が多くいらっしゃいました。

5日目はワイナリー、ゴルフの2班に分かれて観光。6日目はサンフランシスコのアルカトラズ島、ゴールデンゲートブリッジを観光。夜には日本食レストランにて解団式が行なわれ、お客様より、非常に有意義な時間となったとのお言葉をいただきました。
 ご参加いただきました皆様におかれましては弊社ツアーにご参加いただきまして誠にありがとうございました。至らぬ点もあったかと存じますが、お客様のサポートもあり無事ツアーを終えることが出来ました。今回の旅の知識がお客様の今後のお力となれば幸いです。随行員一同、心より御礼申し上げます。

Sweets News

チャヤマクロビ 伊勢丹新宿店

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濃いアーモンドミルクを使用したプリンのご紹介です。乳製品は使わず、アーモンドミルクと豆乳をベースに仕上げています。当店では欠かすことのできない人気デザートで、チャヤマクロビ全店で通年販売しています。11月は、定番の10種のスーパーフード(写真)に加え、チョコとビーツを使用した彩り鮮やかなアーモンドミルクプリンをご用意しています。
 材料は、濃いアーモンドミルク濃厚プレーンと豆乳(4:1の割合)、甘味としてデーツシロップ、コクをプラスするためのアーモンドペーストT(皮無)、口溶けを良くするための菜種油、ヘンプシードパウダー、バニラビーンズ、白玉粉と寒天です。なめらかに仕上げるコツは、先にアーモンドミルクと豆乳以外の材料を合わせ加熱してから、最後にアーモンドミルク、豆乳を加え、沸騰させないように注意しながら合せることです。カップに、甜菜糖とデーツシロップで作ったカラメル、プリン液の順に流し入れ、冷やし固めます。仕上げに豆乳ホイップ、緑色が鮮やかな 生のスピルリナ、キヌアパフ、セルフィーユを飾りました。 
 このプリンは、一年程前にとあるイベントで提供した際に大変ご好評をいただいたことをきっかけに、お店のレギュラーメニューにしました。濃いアーモンドミルクの濃厚な味わいに魅了され、今ではアイスクリーム、クリーム系ソースなど、様々なメニューに使用しています。マクロビ料理は他の材料が比較的あっさりとしていることが多く、味に満足感を出したい時に濃いアーモンドミルク濃厚プレーンを使用します。アーモンドミルクそのものにとろみがある点も、濃度を出しやすく使いやすいポイントです。あっさりとしたスープなどには豆乳、重めのクリームなどにはアーモンドミルクといったように使い分けています。
 チャヤマクロビ伊勢丹新宿店ではオーセンティックなフレンチをマクロビオティックにアレンジした料理を提供しています。女性のお客様が多いのですが、9月より大豆ミートの唐揚げの提供をはじめるなど、男性のお客様にも満足いただけるような工夫をしています。一人でも多くのお客様に、マクロビ料理を美味しいと思っていただけるよう見た目の色鮮やかさや美しさと、満足いただける美味しさを大切にしています。

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