ラズベリーとは

小アジア及び北米を原産とする、バラ科キイチゴ属（Rubus）に属する大小の刺針のある茎を持つ果実で、フランス語のフランボワーズという名前でも広く知られています。
種類は200種以上とも言われ、それらはレッドラズベリーとブラックラズベリー（ブラックベリーとは異なります）に大別されますが、レッドラズベリーの方が一般的です。
フレッシュな甘さと若干刺激のある味が特徴です。
2,000年以上前に小アジア地方で採取されていたと言われており、古代ローマの文献の中にラズベリーの栽培についての記述があるとされています。
現在はワシントン州（米国）、ブリティッシュコロンビア州（カナダ）、フランス、セルビアを始めとするヨーロッパ、ロシア、オセアニア、南米（チリ）等で生産されています。
鮮やかな赤色で実がしまり、機械摘みにも耐えられる風味のよいミーカー種が代表格で、その他ウィラメット種や日本でも栽培されているスキーナ種等があり、交配や品種改良が盛んに行なわれ、新種も出てきています。
ラズベリーは、製菓・製パン用の他、ジャムやゼリー、ジュースなどに幅広く利用されています。