マカダミアナッツ
マカダミアはオーストラリア北東部が原産地ですが、1890年代にハワイに種が持ち込まれ、大規模な農園が開拓されたことから、マカダミアといえばハワイというイメージができあがってしまいました。
しかし、オーストラリアでも農地開拓が進んだ結果、現在ではハワイを抜いて世界有数のマカダミア生産国となっています。
ご注意
※ ナッツ類のカット品は篩掛けをしてサイズ選別を行なっていますが、説明文に記載されている篩のサイズはあくまで目安で、これを外れた物も含まれる事がありますので、
予めお含みおきください。
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マカダミアナッツとは
ヤマモガシ科マカダミア属で、木の高さが12~15mになる常緑樹で、学名はMacadamia integrifoliaです。
粗い殻の別の種であるMacadamia tetrphyllaも食用となりますが、ロースト加工にはあまり適していません。
マカダミアナッツはオーストラリアのクイーンズランド州が原産地ですが、1850年代にヨーロッパ人が発見するまでの長い間、原住民であるアボリジニー族にのみ「Kindal Kindal」という名前で知られていました。
オーストラリアを原産とするただ一つの植物であるマカダミアナッツは、イギリス人の植物学者フェルディナンド・フォン・ミューラー氏とブリスベーンの植物園長ウォルター・ヒル氏により1859年に発見され、当時の高名な科学者であったジョン・マカダム博士の名前にちなんでマカダミアナッツと名付けられました。
マカダミアナッツの生産
1890年代にはハワイにその種が持ち込まれ、大規模な農園が開拓され、マカダミアナッツと言えばハワイというイメージがいまだに根強くなっています。
しかし、1980年代以降オーストラリアでも農地開拓が進み、現在ではハワイの4倍程の生産量を誇る、世界第2位のマカダミアナッツ生産国となりました。
世界最大の生産国である南アフリカとオーストラリアの2ヶ国で全世界の生産量の40%以上を占めており、その他の主要生産国としては中国、ケニア、グアテマラがあります。
また、スナック、チョコレート用として世界的に需要が高まっているためにベトナムやブラジルでも生産が増加しています。
オーストラリアにおけるマカダミアナッツの生産は、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の南東部が中心となっています。
マカダミアナッツの収穫・加工
マカダミアナッツの実は非常に硬い殻で覆われ、更にその外側をハスクと呼ばれる茶色がかった緑色の繊維質の外皮で保護しています。
収穫後24時間以内に外皮が剥かれ、内側の硬い殻で包まれた状態で工場に運ばれます。
水分を30%前後から1.5%程になるまでよく乾燥させると、殻と実が分離しやすくなり、その後機械で殻を割り実を取り出します。
スクリーン方式を用いてホールを始め、各サイズに分けられ出荷されます。
延吉秀愛での脱殻・選別
中国現地法人の延吉秀愛食品では、殻付のマカダミアナッツをオーストラリアから直接持ち込み、脱殻・目視選別作業を行なった後、日本に出荷しています。
商品一覧
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マカダミアナッツホール
ていねいに殻を割って取り出した丸粒状のマカダミアナッツです。
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マカダミアナッツスタイル4(ハーフ)
2つ割(ハーフ)サイズのマカダミアです。
大きさはスタイル4Lで14㎜径の網を通過しない物、通常のスタイル4で14㎜径の網を通過し、12㎜径の網を通過しない物が主体です。 -
マカダミアナッツスタイル5(ラージチップ)
マカダミアナッツのサイズ分けの際に生じたラージチップ(大きなかけら)です。
12㎜径の網を通過し、9.5㎜径の網を通過しない大きさの物が主体です。 -
マカダミアナッツスタイル6
マカダミアナッツを大きめにダイスカットしてあります。
10㎜径の網を通過し、5.5㎜径の網を通過しない大きさの物が主体です。 -
マカダミアナッツスタイル7
スタイル6よりも小さめのダイス状のマカダミアナッツです。
5.5㎜径の網を通過し、3㎜径の網を通過しない大きさの物が主体です。 -
マカダミアナッツスタイル8
粉末状のマカダミアナッツで、クッキー、ケーキ等に練り込むと風味が一段と引き立ちます。
3㎜径の網を通過する大きさの物が主体です。 -
ローストマカダミアナッツ
マカダミアナッツをローストする事で風味を一層引き立ててあります。
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スナックマカダミアナッツ
マカダミアナッツをローストし、塩味をつけてあります。
ホール主体のスナック用の商品です。
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マカダミアマッセ
マカダミアナッツをローストした後ロール掛けしてペースト状にしてあります。